Bijyuアンバサダー中村美日子

No.6 期待どおりになってない時には

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マインドフルネスヨガの更新5回目です。

 

 

 

今日は「期待通りになっていない時」というテーマです。

 

 

 

マインドフルネスは、今この瞬間に留まりその瞬間のすべてを享受しようとして注意を払った時に起こる気づきのことを言います。

 

 

 

「気づき」が決して好意的なものであるとは限らないということはよくありますよね。

 

 

 

ここで、限界効用逓減の法則というものがあります。

 

これは経済学の理論で、「いっぱい目の水が一番おいしい」というものです。

 

 

 

そう、なんでも最初の感覚というものは新鮮で、新しくて鮮明なものとなります。

 

 

 

実は私は煙草を20歳から23歳くらいまで吸っていました。

 

 

 

かなりヘビースモーカーだった気がします。

 

 

 

卒論が書けなくて、実験も進まなくて、就職も納得してなくて、とにかくタバコとお酒が大好きでした。

 

 

 

信じられないと思います。

 

私も今では信じられません。

 

 

 

タバコもビールも最初の一本目、一杯目が非常においしいのです。

 

 

 

そして徐々においしいと思わなくなります。

 

でもその最初の一杯目・一本目をまた何とか体験したいと思い、量が増えていきます。

 

 

 

そのうちに飽きて一定時間が空いて、またおいしい瞬間が来るということになります。

 

 

 

※通常経済学ではこの理論を利用して、徐々に飽きられるからどこかで工夫やテコ入れをしていき商品をいつも新しい状態にしておくことが必要だという考えへ発展していきます。

 

 

 

話を戻しますが、最初の感覚と二回目の感覚は違います。

 

とにかく最初がいいものなのです。

 

 

 

そうなると次の感覚との間にギャップがありますから、期待と違うということになり、その最初の感覚を追い求めることになります。

 

 

 

そして、その感覚が得られないことに落胆してしまうということがあり得ます。

 

 

 

マインドフルネスではその期待と現実の間のギャップをよく観察する必要があるということを言っています。

 

 

 

例えば、マリッジブルーやマタニティブルーや産後うつなどは期待と違う感覚のギャップに苦しんだ結果です。

 

 

 

結婚する

 

赤ちゃんがおなかにいる

 

赤ちゃんを育てる

 

 

 

どれもこれも素敵なものに見えるでしょう。

 

 

 

でも、経験者は分かるようにそこには素敵だけではないです。

 

 

 

思っていたのと全然違う。

 

 

 

 

 

私は二人の子どもの母親ですが、子どもがおなかにでき、出産したら“聖母マリア”のように愛情たっぷりの素敵なママになれると思っていました。

 

 

 

でもいつまでもその感覚が来なかったのです。

 

 

 

そうなると「お母さん失格?」というレッテルを自分に貼ってしまいそうになります。

 

 

 

理想と現実のギャップです。

 

 

 

でも、そんなときも自分の感情を認めてあげる。

 

 

 

「そのありたい感覚」と「実際ある感覚」にズレがあったら、「そうありたい感覚」に照準を合わせるのではなくて、まずは「実際ある感覚」に照準を合わせるのがマインドフルネスの感覚です。

 

「だめな母親だと感じているんだね」

 

「こんな感じでお母さんって言っていいのかなと思っているね」

 

 

 

と認めてしまう。

 

 

 

「あーーーママ失格」と言ってみる。

 

 

 

認めていくと、意外と「きちんとお母さんやっている部分もあるし・・・」と別の感情もわいてくるものです。

 

 

 

ギャップの間で苦しまずに、素直に今の気持ちを受け取ってしまうことで、随分生きやすくなります。

 

 

 

今私は煙草を全くすいませんし、お酒もたまにしか飲まないのですが、

 

「一杯目がおいしい」と知っていて、「だんだんおいしくないと感じだす」というところをきちんと感じていれば、惰性で吸ったり飲んだりしなくて済んだのかもしれません。

 

 

 

今私がお酒をたくさん飲まなくなったのも、一杯目に勝るものはないと知っていて、

 

「おいしくない」と素直に感じられるようになったからかもしれません。

 

 「その瞬間瞬間感じてしまった気持ち」を否定せず、「●●なんだね」と認めて、それに則って行動することで、惰性で行動していると得られなかった機会を享受できるかもしれません。

 

だから私はお酒を飲んでいる途中で、いきなりお湯を飲みだしたりします。

  

お酒の途中のお湯は格別においしかったりするんですよ。

  

余談でした。

 

 

 

最後までありがとうございます。

 

 

 

Mico

 

 

 

 

 

全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター 中村 美日子
Bijyuアンバサダー
全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター

中村 美日子

ヨガの素晴らしさを伝えたい想いから、ハワイへ単身留学し200時間のトレーニングを経て、全米ヨガアライアンス認定ヨガ講師RYT200を取得。 手軽に身近にヨガができるよう、出張ヨガ専門スタジオLovePranaYogaを始めました。学校やオフィス、病院などでのイベントヨガも承っております。
出張ヨガ専門スタジオLove Prana Yoga札幌
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http://www.lovepranayoga.com/