マインドフルネスについての更新です。

 

中村美日子です。

 

 

 

マインドフルネスって何ですか？と聞かれることが多くなりましたが、その時にこのように答えます。

 

「今この瞬間に留まり、身体・心・呼吸に意識を向けることで湧き出てくる気づきのことですよ」と。

 

 

 

そうすると、

 

「はー・・・・」

 

 

 

というように、“だからどんなことに意味があるのだろう？”という反応です。

 

 

 

さらに、「どのように実践するのですか？」

 

 

 

と聞かれるので、

 

 

 

「ただ呼吸に意識を向けたり、座る・立つなどの動作に意識を向けたり、頭の中で何を考えているか気づくんです」

 

 

 

というと、「だから？」というような顔になります。

 

 

 

確かに私もそれを説明しているときに、それをやっても意味あるのかな？

 

 

 

というような感覚になります。

 

 

 

最近始めたラジオ番組では、「願いが叶うマインドフルネスヨガ」というテーマで送っていますが、その部分をお話するのがとても難しいです。

 

 

 

マインドフルネスを実践していくとこんなことに気づきます。

 

 

 

ないと思っていたものが「ある」に変わるということです。

 

 

 

人は思い込みや勘違いというものをよくしています。

 

 

 

私の最寄りの駅の切符販売機に、「領収書」というボタンがなかったんです。

 

だから、領収書を取るようなときは必ず窓口で切符を買うのです。

 

 

 

 

 

「券売機では領収書が買えない！」

 

 

 

これが、私の思い込みです。

 

 

 

そう思っているものだから、当然いつもないと思って切符を買います。

 

 

 

そうすると、「ない」と思っている以上、そこにあっても消してしまっていることが多くて、見えないわけです。

 

 

 

だから、やっぱりないわけです。

 

 

 

でも、ある時別の駅でマインドフルネスをしてゆっくり切符買ってみる。

 

 

 

すると「領収書が必要な方は」というボタンがある・・・。

 

 

 

は？

 

 

 

と思うわけです。

 

 

 

券売機に領収書ボタンがあることに気づく。

 

 

 

 

 

最寄りの駅の券売機にも、今はもうあるのかも！？

 

 

 

初めての感覚でものを捉えると、見えてないものが実はたくさんあることに気づきます。

 

 

 

 

 

このように自分の感情だって、そうです。

 

 

 

嫌われていると思っている。

 

人から好かれないと思っている。

 

モテないと思っている。

 

綺麗じゃないと思っている。

 

太っていると思っている。

 

失敗すると思っている。

 

ダメだと思っている。

 

 

 

 

 

そう思っていると、周りからいくら評価されていても気づきません。

 

嫌味に聞こえることもあるし、いやがらせかと思ったり、同情されたりしているのかと思うわけです。

 

 

 

だから実はもうそこにあるのに、今までの生き方をしているので、消しちゃっているってことが多くあるわけです。

 

 

 

その自分のフィルターというものがどんなものなのかに気づき、そしてそのフィルターなしになるべく物を見ようとしてみる。

 

 

 

つい「フィルター＝人から好かれないなどの感情」が出てきたら、このようにラベリングをします。

 

 

 

「人から好かれないと思っている思考があるね」と。

 

 

 

 

 

そして、

 

「思考は現実ではないし、決してあなた自身ではない。」

 

これはジョン・カバットジンというマインドフルネス研究センター所長の言葉です。

 

私は大学で越川房子先生のゼミに所属しており、その先生がカバットジンの本を翻訳し、初めてマインドフルネスというものを知りました。

 

 

 

 

 

思考はただの思考で、現実ではないのです。

 

 

 

 

 

でもその思考が現実化することがあります。

 

 

 

それが、フィルターを作り、そのフィルターを通して入ってくるものに左右され、行動するからです。

 

 

 

だから、そのフィルターを取り換える、書き換えることがとても大事なのだけど・・・。

 

 

 

というわけで、難しくなっちゃった。

 

 

 

だからもっと簡単に、そしてシンプルに、実践できるような形で伝えたいと日々考えています。

 

 

 

今日もありがとうございました。

 

 

 

Mico