No.14 避けずに近づく
避ける代わりに近づく
こんばんは。
Bijyuアンバサダーの中村美日子です。
マインドフルネスヨガについて更新しておりますが、今回は「避ける代わりに近づく」というテーマです。
受け入れ不可能な感情が沸いたとき、それを人は大抵全力で避け、全速力でそこから逃げようとします。
これまでも書いてきた通り、受容することがとても大事だという話でしたから、そういった感情が浮かんだら、あがくことをせず、「ただそこにあるね」と認めます。
よくわからないものって本当に怖いのです。
で、怖いからそこから避けようとするのだけど、実はよく知ったら怖くないかもしれないですよね。
この前、家に帰って暗闇の中で何かを踏みました。
濡れていて、柔らかいです。
で、気分はもう最悪です。
「あー私は犬のウンチをふんだんだな。」
そう思いました。
同時に愛犬に対して一気に嫌悪感さえ出てきます。
最近までけがをして歩けなかった愛犬。
これが元気になりスタスタしている。
で、家の中を歩き回るようになったら、今度はウンチをあちらこちらでするのね?
そう思いました。
瞬間的にイライラします。
でも、電気をつけてみてみるとそれは子どもが落としたスライムでした。
「あーーーなんだスライムか。」
と言った、よくわからない安堵感です。
こういったことが感情の中にもよく起こっています。
感情が沸き起こり、それが嫌なフィーリングに感じることがある。
そうすると、そういうネガティブなものはごめんだ!!と言って避けようとする。
以前落ち込んだことがあればあるだけ、そのネガティブから遠ざかろうとする。
もう二度のそういう気持ちになるのはゴメンだ!
そういって避けようとしがちです。
でも、よく見てみてください。
避けずに受け入れて、近づいてみる。
すると「あら、なーんだ」と言うことがあります。
「諦める」と言う言葉の語源は、「明らかに見る」です。
明らかに見た時、その実態を把握することでわかることがあるのです。
それが「諦める」です。
明らかに見る前に、諦めていることはありませんか?
明らかに見る前に、見切りをつけず、物事や感情の実態やその原因が明らかになるまで待ってみてください。
穏やかに、好意的に、ある感情をゆっくりと眺めようとします。
そうすると、すごい気づきが来るかもしれないですよ。
ぜひ、ピンチはチャンスだと思って、不快感が来たら見つめてみてくださいね。
最後までありがとうございます。
毎週火曜日17時からさっぽろ村ラジオ 81.3Mhz
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全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター
中村 美日子