No.5 今この瞬間に留まる価値
Bijyuアンバサダーの中村美日子です。
マインドフルネスについてお伝えしており、今回は4回目の更新となりました。
今日は「今・この瞬間」に留まることの価値についてです。
最初の更新でお伝えしたマインドフルネス定義をおさらいします。
マインドフルネスとは・・・
「物事をあるがままに受け入れ、現在の瞬間に価値判断をせず注意を向けることによって現れる意識=気づきのこと。」
でした。
現在の瞬間に注意を向けることが大切です。
頭の中は自由にタイムマシンに乗り過去と未来に行きたがります。
よく思い出してみてください。
過去の経験を踏まえて、今後を計画していますよね?
例えばどこかに行くと決めます。
「するとこの道を通ると、確か凄く時間がかかった・・・」
と思い出し、そして別の道を選ぶことになります。
こうして必ず過去のことを参考にして、次を決めます。
この程度ならばよくありがちで、それが大きな問題になりません。
でも、もしこれが人生の大きな選択を決定付けるものだとしたらどうでしょう?
もし夢があって、一度挫折をしているとします。
すると、もう二度とあの苦い思いはしたくないと思い、チャレンジできなくなったり、失敗するかもしれないという恐怖が包み込むことになったりします。
そして、夢をあきらめる人もいるでしょう。
こうして人生の選択に大きく過去の経験が影響します。
マインドフルネスを実践すると、不思議とこれがまたチャレンジしようという気持ちや沸いてくることもあれば、失敗するかもしれないという恐怖さえ味方につけることもできるようになります。
なぜだと思いますか?
これがマインドフルネスの最大の価値であり、ヨガにおいてもこれが体感できることです。
それは今に留まることです。
私はヨガのインストラクターとして馬鹿の一つ覚えのように
「今この瞬間にとどまって」
とレッスンで伝えてきました。
でも、実は今に留まることの価値や意味を知ったのはごく最近です。
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ここで、今にとどまらない状況を想像します。
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今ここに心がないということは、今この瞬間に起きている全ての機会を失っているのと同じですよね。
心が過去やどこかに行っているときは、目の前のご飯の本当の味も、目の前の人の本当の魅力も、音も香りも光もすべて失っています。
こう考えると人生は損の連続です。
本当のご飯の味なんて全く知らないまま生きているし、すぐ隣にいるあなたの大切な人の1%も知らないままかもしれない。
もっと言えば今の自分のことも知らないままかもしれない。
だから、今起こっていることすべてに意識を向けてみます。
自分は何が良くて、何が嫌なのかな?
と感じます。
そして前回お伝えしたように、どんな感情も感じていいということを実践します。
全て受け取ってみてから、どんな感情も罪悪なく感じてみます。
その今起こっていることから受け取ったことが気づきとなり、過去の自分とは全く違う状態に気づくので、またいつも新しく居られるようになるのだと思います。
細胞は約半年ですべて入れ替わります。
気づきもどんどん更新されていきます。
するときっともう別人です。
だからどんな失敗をしても、何をやらかしてしまっても大丈夫。
人生はどこからでも大丈夫なのだと思います。
遅いなんてないと思う。
今この瞬間の機会をできる限り多く受け取っていきたいです。
最後までありがとうございます。
Mico
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全米ヨガアライアンス認定ヨガインストラクター
中村 美日子