No.16 愛と成長と気づきのマインドフルネス
こんばんは。
心理学のお話です。
人には前提と言うものがあります。
生まれながらにして持っている前提です。
その前提がどこで作られたのかはわからないですが、
その前提がすべてを決めているというようなところがあります。
フィルターという言い方をすることもある。
もしくは自分を映し出す鏡という場合もある。
ヨガ哲学の中でもそんなことがたくさん書かれています。
その前提を大抵の人は、多分、
被害者という前提を持っていることが多いです。
「恵まれなかった」
「愛されなかった」
「分かってもらえなかった」
「遊んでもらえなかった」
「一人で待たされた」
「親が一人いない」
「親が小さいころに亡くなった」
「貧乏だった」
「兄弟がいっぱいいた」
「一人っ子だった」
「子どもができない」
「子どもの性別が男だ、女だ」
「子どもが言うことを聞かない」
などなどなどなど、
何かを理由に、「あ〜あ」と言いたい。
ゆえに、
寂しい、
悲しい、
困っている、
そういって嘆く。
ありのままに受け入れるのはここまでです。
そういう記憶があったね
そういう事実があったね。
そういう気持ちなんだね。
そうやって気づき、受け入れます。
でも、それではどこまで行ってもその前提から抜けられないです。
その自分を認めてあげましょう。
従来の考え方はそこまでです。
それでは、
幸せになろうとするけれど、
その寂しい、悲しい、困っている自分がいつまでも邪魔をするんです。
そのままでいい、確かにそうです。
まず受け入れて、そしてここから成長できるかどうかがポイントです。
よく思い出していくと、
その出来事のおそらく10分前に、
「あなた自分でそうなるように仕組んでる」
でしょ?
それを気付き、反省したほうがいいです。
つまり、
そうなるからには理由があるということです。
そこに気づくと大きく成長します。
そう思うことによって、何を得ようとしているの?
可哀そうな自分を演じることによって、
どうしたいの?
そういうやり方で人の注目を浴びようとするのは間違えている!!!
としっかり自分に言うこと。
私には旦那さんがいないですが、
旦那さんがいないことを寂しいなんて思ったことは1度もないです。
一人で子供を育てていて、辛いと思ったこともないです。
で、そうなるからには原因があるんです。
私が離婚したいと思ったからね。
可哀そうな自分を演じて助けてもらうのは簡単。
でも、そういうつもりは毛頭ないです。
この前のグループワークでもそんな話題が上がっていましたが、
よく相談されるのは、旦那さんと子育てについて意見が合わないという話。
そんな時、旦那さんと言い合いになることもあるそうです。
よく聞く話。
で、離婚したいとまで思うらしいです。
そうやって言われるからには原因があります。
10分くらい前にやっているんですよ。
自分で言われるようなことをやっている、
だから言われるんです。
私なりに頑張っているのに・・・って思うでしょうけど、
それは勝手に、
どうでもいいことを課題にして、
頑張っているだけでしょ、ってことですよね。
そんなこと誰も求めてないのに頑張って、
評価されないなんて嘆く。
テストの答案用紙の端に、
芸術的な絵をかいて、
褒められないとか言って、
嘆くようなものなのではないかな?
って思います。
被害者っていう前提にいると、
必ずそうやって勝手にそういう気持ちになる。
頑張っているのに、
分かってくれない、
こんなにやっているのに、
認められない。
本当に役に立つことなら、
多分誰しも簡単に認め、
そして褒めもしないくらい当たり前に、
必要とするわけだろう。
だから、その被害者という前提をやめたほうがいい。
自分でそうしている、そこを早く気づいた方がいい。
と言うことを、今日は思ったのでした。
だから、誰のことも可哀そうなんて思う必要がないと思いました。
同情を向けても何も意味がない。
愛は人を成長させるものだとしたら、
その「やっちゃってるよね、自分で」に気づかせることが大切だなと感じました。
どんな人もここから良くなる可能性が十分あると思います。
私も。
文句を言わず、卑下せず、ただひたすらやれることをやりましょう。
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中村 美日子