サロン・ド・テーブルUmemoto 代表 梅本 光江 連載コラム 暮らしを彩るWatashiiro 第29回 〜秋桜のオータムパーティー〜

〜秋桜のオータムパーティー〜

空がきれいに澄みきった秋の休日、思いっきりオータムパーティー!
今流行のグランピングとまではいかないけれどお庭やベランダ、もう少し遠出して川のほとりや高原でパーティーするのはいかが?ちょっとだけおしゃれして…
外だけど自宅のリビングの延長のような…自宅のガーデンみたいに自然の中でそれなりに素敵に、何かにこだわってパーティーを楽しみたいもの!

たとえば、折りたたみのテーブルにプラム色した大きなクロスをかけて。(コニャック色も素敵かな)
大地の恵みはチーズやキノコ、秋の恵みのフルーツはブドウやイチジク、リンゴのパイはお気に入りのお皿にのせて…おいしいが沢山!
そしてもちろんおもてなしに欠かせない“お花”はとっても大切。今回は和名を“秋桜”と書くコスモスはいかが? ちょうど夏の終わりから一斉に咲き始めるこのお花、メキシコの高原が原産らしく、日本へは明治9年ころイタリアから種が持ち込まれたのが始まりで、今では品種改良がされ100種類ほどの品種があるといわれています。

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こんな色とりどりのコスモスはあめ色したバスケットにたっぷり生けても、ホーローのピッチャーやアンティークのフラワーベースにだって、とっても良く似合いそう。
薔薇みたいに華やかな派手さはないけれど、あのくっきりと伸びた細い茎はたおやかに、穏やかに、自由自在に青空を味方にして咲くのです。まるで歌を歌ってでもいるかのように…秋には欠かせない大好きなお花です。

そうそう、ここ北海道にも数百株にわたる雄大なコスモス畑がいくつかありますが私の一押しは1000万本のコスモスが咲く遠軽町の太陽の丘えんがる公園、そして近郊なら由仁ガーデンかな。そろそろどちらも満開のコスモスが見られそうな季節がおとずれます。

さあそんなコスモスが今年はオータムパーティーの主役です。
テーブルリネンに刺繍ができたならもちろん可憐なコスモスの花。なんて素敵な演出でしょう。
秋のパーティー、なんだかテーブルコーディネートから物語がはじまりそうです。

サロン・ド・テーブルUmemoto 代表 梅本 光江
監修
サロン・ド・テーブルUmemoto
代表 

梅本 光江

学生の頃から花の美しさに魅せられ華道を学ぶ。
その後、ヨーロッパのフラワーアレンジメントやテーブルコーディネートに関心を持つようになり、インストラクターを取得。
現在、札幌で唯一のお花・お料理・テーブルセッティングを中心としたおもてなしとマナー教室、そしてプリザーブドフラワーの教室を開講。その他、ギフトやウエディングブーケ、ディスプレイなども手がけている。