花言葉とわすれな草
花言葉…
誰もが一度はお花を贈ったり、カードを贈ったり。
そのおくる相手に素直な気持ちを伝えたくて花言葉に託したことがありませんか?
この花言葉にはたくさんの伝説があり、西洋ではギリシャ神話にいろいろなお花が登場したりキリスト教によって宗教的なシンボルとしての意味が加わったりして一般に定着したとのこと。もともとの起源は17世紀ころのトルコだと言われています。その頃トルコではお花に神様のメッセージが込められていると信じられ、恋人の贈り物として花ことばを贈る”セラム“という風習があったそうです!
この風習を18世紀頃イギリス・イスタンブール大使夫人メアリー・w・モンタギューが知人に書き綴ったことがイギリスに伝えられ、19世紀にはフランスでシャルロット・ド・ラトゥールが“花々の言葉を集めた本”を出したことで大ブームになり世界中に広まったといわれています。今は日本でもたくさんの花言葉の本があり楽しいコーナーになっています。
こんな風にして広まった花言葉、実は私も大好きで毎月のおもてなしのテーブルレッスンやフラワーアレンジのレッスンには必ずお花の名前といっしょにできるだけ花言葉をお知らせするようにしています。
5月から6月にかけて我が家の小さなお庭に咲くスズランやわすれな草は大好きなお花でミニブーケやセッティングに使うカードにも花言葉を書き込みます!もちろんちょっとおしゃれして英語だったりフランス語だったり…
よくヨーロッパのアンティークのカードにもスズランやすみれ、わすれな草のお花が描かれているのをご覧になったことがありませんか?フランスではわすれな草の絵柄のカードは大切な友人に贈るために作られたといわれ、、「友情の証し」だということです。”私を忘れないで”、”真実の友情”、”真実の愛“なんですって!!
そして最後にもうひとつだいすきなわすれな草…ドイツロマン派の作曲家“リヒナー”がつくったクラシックのピアノ曲”勿忘草”も哀愁に満ちた私の好きな曲の一つです。 そうそう…我が家の娘も小学校のピアノの発表会に勿忘草を弾いた遠い昔を思い出しました。
せっかくだからさっそくお庭の“わすれな草”摘んでお部屋に飾るとしましょうか…
[バックナンバー]
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サロン・ド・テーブルUmemoto
代表
梅本 光江
その後、ヨーロッパのフラワーアレンジメントやテーブルコーディネートに関心を持つようになり、インストラクターを取得。
現在、札幌で唯一のお花・お料理・テーブルセッティングを中心としたおもてなしとマナー教室、そしてプリザーブドフラワーの教室を開講。その他、ギフトやウエディングブーケ、ディスプレイなども手がけている。