顔が老けて見えるポイント〜大切なのは原因をしること〜 第6回老けて見えるポイント〜「たるみ」その2

老けて見えるポイント〜「たるみ」その2

その1では「たるみ」の原因の前に、個々の違い(肌や顔の質)によりタイプを知るということでしたが、その2では原因追及についてです。

その1で説明させて頂いたように「たるみやすさ」や「たるみかた」は人それぞれ違います。
その違いを理解した上で、今の肌に与えられている環境を考えます。

考えられる「たるみ」の原因は様々です。 もちろん、どれにも老化によるという言葉は当てはまってしまうのですがそれは仕方のないことです。

  • 1. 紫外線
  • 2. 血行不良
  • 3. コリ
  • 4. 表皮のトラブル
  • 5. 動きすぎ

大まかに言うとこのようなところでしょうか。

1.紫外線
最近では光老化などと言われますが紫外線によるダメージは、コラーゲンの減少、エラスチンの増加や変形を起こします。
また、活性酸素や過酸化脂質を増やし新陳代謝をにぶくし固くなります。そして肌のたるみへとつながります。

2.血行不良
最もわかりやすいのは寝不足でしょうか。
寝不足の目の下のたるみなど、すごく目立ちやすいものです。
反対にサウナやお風呂で血行が良くなると頬が上気してハリがでたりします。
慢性的な寝不足=疲れた顔(たるみのある顔)となります。

3.コリ
顔もコリができます。
例えば仕事でずっと下を向いている。など肩こりなどと同じで、ずっと同じ体勢でいることによりコリができます。
コリは顔に不愉快な凹凸を作り、こっていない部分を極端にやわらかくします。
他に接客業などで笑顔の作りすぎや仕事環境のストレスによる顔のこわばりなどでもコリができます。
お仕事されている方に多い「たるみ」です。

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4.表皮のトラブル
表皮の大きなトラブルも「たるみ」を作ります。
真皮の下、筋肉や脂肪のあたりまでもダメージを及ぼすのです。
たくさんのニキビ、毛穴の不全、極度の乾燥、アレルギーなどです。
これらが多かったり、長い期間だったりすると「たるみ」になっていくのです。

5.過剰な動き
運動のしすぎも「たるみ」につながります。
運動の種類にもよりますが、揺れ≠フ多い運動が特にと言えます。
走る、跳ぶなどでしょうか。
毎日のように長い時間揺れることにより「たるみ」やすくなります。
もう一つは過剰なお手入れです。
自身のお手入れはとても良いことですが、つい力が入りすぎてしまったり間違った方向に動かしたりすると疲労し、かえって「たるみ」を引き起こします。

このように「たるみ」はまず自分の肌質(顔質)を知り、原因をしっかり見極めることが大切です。
それぞれ原因は違います。
老化が伴いますから、なくすことは無理です。
しかし、少しでも減らす遅らせることは可能です。
1〜5の原因を取り除く、またはわかった上で前後のケアや対処をしっかりする。ことが「たるみ」の改善となるでしょう。

それでも悩んだり、わからなかったりする方々のお役に立てるのが私の出来ることでもあります。

フィルドリップサロン オーナーエステティシャン 小柳亜紀
監修
フィルドリップサロン
オーナーエステティシャン

小柳 亜紀

1996年広告代理店から独立し起業。2001年fildlipにてインストラクターのディプロマを取得。
2002年フェイシャル専門のエステティックサロン「fildlipサポートサロン円山店」をオープン。
2003年「fildlipサポートサロン狸小路店」として中央区狸小路に移転。
フェイシャル専門のエステティシャンとして、あらゆる肌トラブルに対応してくれるお肌のスペシャリスト。
15年以上通い続けるゲストがいるほど、技術同様キメ細やかな接客に定評がある。