老けて見えるポイント〜「くすみ」
「くすみ」という単語はとても多く使われます。
現在、この「くすみ」は実のところかなり曖昧なものですが、それに気づかず頻繁に出てくる単語となっています。
良い意味でも悪い意味でもとても都合のよい単語として使われているのです。
専門的には「くすみ」という単語はありません。
ですのでこの単語は使わないほうが良いのかもしれないのでしょうが、あまりにもニュアンスを伝えるものとして、便利なものとして、存在している単語なのでやはり使うべきでしょう(笑)
正確にいうと「くすみ」→「くすんだ色になっている状態」です。
そしてこの曖昧な「くすみ」は曖昧なものなのに確かな存在感を放つとても厄介なものなのです。
ほとんどの方は「くすみ」があります。「くすみ」がない方は本当に稀な方となります。
なぜかというと曖昧すぎる「くすみ」は世の中の女性でとても便利に
シミ→「くすみ」
ニキビ跡など→「くすみ」
肌荒れ→「くすみ」
クマ→「くすみ」
血行不良→「くすみ」
このように変換され、ほとんどのものが大雑把に「くすみ」として扱われています。
ではこの大雑把になってしまった「くすみ」をコンパクトに絞ってみましょう。
「くすみ」→血行不良
これが正体と言っても過言ではありません。
血液やリンパ液などのめぐりが滞り栄養がすみずみまで行き届かないと若々しさは保てません。
そして、シミやいろいろなすべてを大きくさせるのが「くすみ」=「血行不良」です。
「くすみ」=「血行不良」はシミをより濃く、ニキビ跡などをより濃く、肌荒れをよりひどく、乾燥をよりカサカサにして浅黒くさせていくのです。
血行不良による新陳代謝の低下。
それはお顔、お肌すべての不調の原因となります。
この「くすみ」は老化とともに増えていくものですが生活環境により一人一人違います。
生活環境を改善するのはとても難しいことです。
日々仕事に追われ、充分な睡眠もとれず、正しい食生活も出来ず、筋肉が凝り固まるような仕事内容、お風呂にゆっくりつかったり軽い運動も出来ない状態にいる方がほとんどです。
そのなかでほんの少しでも血行、血流をよくする努力をしたいものです。そうすることで「くすみ」の改善はできます。
そして残念ながら男性よりも女性のほうが筋肉量の少なさや、ホルモンバランスの変化で冷えやすい身体をもっているため、血流は滞りやすいです。
だから女性はエステなどが必要♪な部分が多いと私は思っています。
施術を行うと皆さん肌の色が白くなります。いわゆる「くすみ」がなくなるわけです。
美白させるものを使う訳ではなくても血流などのめぐりをよくする施術を行うだけでお肌は十分に白くなり、シミなども薄くなるのです。
「くすみ」はいろいろな老化現象、お肌の悩みを増幅させます。
普段から血行を良くする努力がお顔を老けさせない大きなポイントです。
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フェイシャル専門のエステティシャンとして、あらゆる肌トラブルに対応してくれるお肌のスペシャリスト。15年以上通い続けるゲストがいるほど、技術同様キメ細やかな接客に定評がある。