株式会社ロゴス 代表 金澤亜紀子 連載コラム これが賢いおうちの買い方、借り方、暮らし方 第2回「最適なお引越し時期」

最適なお引越し時期

2回目の今回は、よくお客様からご質問をいただくお引っ越しの時期について書かせていただきます。

いつから、探し始めるのが良いのか?

さあ、引っ越しをしよう!と思い立った時に、いつ探し始めたら良いのだろうとお問い合わせをいただくことがございます。
お部屋は一般的に【申込→入居】迄が1ヶ月以内に完了して頂くことが必要です。
1ヶ月を越えてしまうことももちろんあるのですが、探し始めがあまりにも早すぎると、気に入ったお部屋を見つけて頂いても入居日を先に伸ばしてもらうことができず、申込むことができない可能性もございます。
ですので、大体転居したいなと思う日の1ヶ月くらい前から探し始めるのがベストです。
実は、そのほうが契約費用が安くなったり、交渉ごとが実ったりなどメリットもあります。

お引っ越しに最適なのは何月?

転勤や進学など、期日が決まったお引っ越しを検討される方の他に今のお部屋より良いお部屋があれば引っ越しをしたいなという期日に追われない住み替えの方に、よくおたずねいただくのがお部屋探しはいつがベストなのでしょうか?というご質問です。
一年間の中で、商品数(空室数)が多いのはお引っ越しをされる方が多い時期です。
椅子取りゲームのように動く方が多いため、空く椅子も増えるという訳です。

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一般的に不動産業界では、2〜3月と9〜10月が繁忙期と呼ばれ転勤や進学理由の方が多く動くため、入退居が活発になります。
ただ、商品数は増えるもののその多くは『空き(退居)予定』としての募集となり実際に内覧いただく前に、成約してしまうケースが非常に多く良いものをじっくりと選びたいという方には、不向きな時期とも言えます。
なぜならば、期日が決まったお引っ越しの方が資料のみで良いと思われる部屋を内覧することなく成約するケースが最も増える時期でもあるからです。
反面、不動産業界でもこの繁忙期を逃すと次の繁忙期までお部屋が空いたままになってしまうかもしれないという考えから、キャンペーンをうつこともあるのでオトクな条件でお引っ越しできるかもしれません

ですので、じっくりゆっくり探したいという方に、オススメの時期は5月〜7月など入退居が落ち着いた時期かと思われます。
商品数は少なくなるものの、ライバルが少なくなるため空いているお部屋をしっかりご内覧いただき、良い物を選んでいただける可能性は上がります。
また、引っ越し屋さんの料金も繁忙期と異なりリーズナブルになるという利点もございます。ですが、時期を問わず人気のお部屋は『空き予定』で決まってしまうこともございますので、『これだ!』と思うお部屋を見つけたら、逃がさないようしっかり捕まえてしまうことに越したことはございません。

札幌でのお部屋の探し方

さて、実際にお部屋を探そう!となった場合、今ではパソコンやスマホから簡単にお部屋を検索していただくことが可能になっております。
ネットで見ていただけるお部屋は、管理会社や仲介店がこんなお部屋ならお問い合わせが頂けそうと人気がありそうなお部屋や、是非入居していただきたいというイチオシのお部屋など、全体の空室のほんの一部です。
また、人気がありそうなお部屋はやはり成約するのも速く、見つけて頂いたタイミングによっては、すでに他の方で成約している可能性もあります。
やはり、実際に仲介店に足をお運びいただいてお部屋探しをしていただくのが、一番です。
地域によって事情は異なるのですが、札幌ではほぼすべてのお部屋が、どの仲介店に行っても、ご紹介することが可能です。
似たようなシステムを利用して、仲介店でお部屋をご提案させていただいているので何件もお店をハシゴしていただいても、同じお部屋ばかり提案されてしまうことにもなってしまいます。
実際にお店に行っていただくと、お客様も気づいていないような隠れたお部屋のご要望をうまくひきだしてくれたり、その時旬でオトクなお部屋の情報を提案してくれたり、また、なんだかとっても相性がいいといったインスピレーション的なものまで様々ですが、お客様にとってピッタリくる営業に出会うことがきっとあるはずです。
だんだん暖かくなって参りましたので、そんな営業を求めてお店へ足をはこんでいただければと思います。


株式会社ロゴス 代表取締役 金澤 亜紀子
監修
株式会社ロゴス
代表取締役

金澤 亜紀子

大手不動産会社に勤務後、2015年株式会社 ロゴスを設立。戸建て・マンション・収益物件など、様々な不動産に関する案件を幅広く手がける。地元ハウスメーカーとのコラボレーションイベントも定期的に開催し、特にライフスタイルに合わせた住宅提案は評判。不動産ことで迷ったら「まず彼女に相談」という方も多く、不動産を活用した資産運用も多数手がける。