トータルビューティーサロン ヴィラ オーナーセラピスト 大場 理恵 連載コラム 第9回 『美』を保つために知っておくこと 免疫力編

『美』を保つために知っておくこと 免疫力編

いつまでも美と健康を保ちたい!そう願う方は多いはず。
美と健康を保つには、身体の仕組みを知ってこそやるべきノウハウがついていくのではないかと思います。
ただやみ雲に、サプリメントを服用したり、リフトアップといわんばかり顔のマッサージをしていて「その場の効果」はとりあえず出せても、長持ちしない……といった経験がある方もいらっしゃるのでは?

今回は身体のしくみを改めて認識していくことで、日々のちょっとした意識や実践で「身体を味方につける」方法をお伝えしたいと思います。
まずは健康面でももっとも大切な『免疫力』について取り上げていきたいと思います。

免疫力はいつまでもキープできるものではなく、20歳前後にピークを迎え、40歳代では50%に低下、70歳代では10%に低下といった加齢と共に低下していきます。
そもそも「免疫」とは、一言で言うと「疫病(病気)を免れる」ことで細菌やウィルスなどの病原菌を排除する機能で、免疫力が低下してしまうと感染症などの病気がかかるリスクが高まるのです。
また「免疫力が正常に働く」のが当たり前と言いたい所が、免疫システムが正常に働かないと本来免疫が攻撃しないものを攻撃しだすと、アレルギーなどの疾患を引き起こしてしまう……
といった症状も起こるのです。

最近は、「現代型免疫低下」といった加齢や外的要因(環境汚染、ウィルス・病原菌)の他にも生活習慣によって起こる免疫低下があり、主な要因としては

・ストレスフル
・睡眠不足
・冷え
・偏った食生活
・運動不足
・喫煙、飲酒

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「現代型免疫低下」の症状としては

・しっかり睡眠をとっても、疲れがとれない慢性疲労
・風邪を引きやすい、治りずらい、口内炎やヘルペスができやすい
・花粉症やアトピーの症状がひどくなった
・肌が荒れやすい、便秘がちである
・季節の変わり目など寒暖の差が激しいときに体調を崩しやすい

このような症状がある場合は自らの免疫が低下しているとみられます。

とくに「ストレス」は免疫と密接な関係があり、免疫力は自律神経によって働きを支配されているため、過労や心労が積み重なると強いストレスが自律神経を乱し免疫力が低下してしまうのです。

・ストレスを感じている
・プレッシャーを感じる、集中力が続かない
・やる気が出ない
・最近笑っていない、楽しいと感じることが少ない
・生活習慣が不規則で、夜更かし気味である
・睡眠不足が続いてる
・運動不足を感じる、歩く機会が少ない
・野菜や発酵食品をあまり食べない、外食することが多い
・体温が低い(36.5度以下)
・都会に住んでいる
・一日中パソコンに向かって仕事をしている、残業をよくしている
3〜4個あてはまると免疫力が低下気味、5個以上だと「現代型免疫低下」の可能性があります。

このような免疫力低下の生活・症状が続いてしまうと加齢で免疫が低下してしまう以上に追い討ちをかけ、自ら免疫力低下を作り出しているといってもよいくらいなのです。
お肌にも菌やウィルスなどの侵入をブロックする免疫機能がありますが、免疫力の低下の加速によって肌トラブル(にきび・吹き出物・乾燥肌・敏感肌など)の原因になっていくのです。

免疫力を高めることが病気予防はもちろん、老化・若返りアップにも繋がりがあることを改めて認識して「身体の仕組みを知り、自分の身体を味方につける!」美しさは健康から。
自然治癒力を高めることで、自然な美しさを手に入れることが身体に良くて効果も高い美と健康を保てるのではないでしょうか?

次回は免疫力を高める方法についてお話したいと思います。


トータルビューティーサロン ヴィラ オーナーセラピスト 大場 理恵
監修
トータルビューティーサロン ヴィラ
オーナーセラピスト 

大場 理恵

札幌の大手サロン勤務後、自分自身がより近い距離でお客様と向き合うことがキレイへの近道と考え、トータルビューティーサロンを2004年開業。
全国でも珍しいイオン棒を使った施術が好評を呼び、2013年には東京店をオープン。
サロンワークの他、美容コラムの執筆・イベント出演など幅広く活動。