サロン・ド・テーブルUmemoto 代表 梅本 光江 連載コラム 暮らしを彩るWatashiiro 第14回「初夏を楽しむガーデニング」

初夏を楽しむガーデニング

先日私用で訪れた室蘭の山あいで、カッコウの鳴き声を耳にしました。久々に穏やかな初夏をゆっくりと感じたひととき!!
その翌日TVのモーニングニュースで、カッコウが鳴き始め、今年は例年に比べ何日か早いといっているのを聞き、なんだかうれしい朝のはじまりでした。
昔からカッコウは“夏を告げる鳥”と言われていて、“種まきの時期”がやってきたことをしらせてくれるのだそうです。

そんなうれしい初夏を感じて我が家でもほんの小さな裏庭の畑にさっそく野菜の種を植えてみました。家庭菜園のまねごとです。トマト、ナス、ピーマンの苗と、グリンピース、大根の種をせっせとまいたところです。さて……これからがひと手間かかる作業になるのですけれどね。
そんなちょっとした畑仕事を終えて次に取り掛かりたいのは“ガーデニング”。

イメージ

なんだかさぞ“素敵なお庭”とも聞こえがちですが実際は玄関先に飾る寄せ植えのお花です。この寄せ植え、せいぜい直径40センチほどの丸い空間と長方形の空間合計4つ!畑の広さから見ると小さな狭い世界ですが、とても悩み、時間もたっぷり費やすのです。なぜかというと、今年はどんなイメージにしようか、どんな色合いにしようかと、お花選びに時間がかかってしまうのです。本当に毎年の事ですが、悩みに悩む楽しい時間です。
この寄せ植えの毎日の水やり・花がら摘みはかかせないひと手間かかるものですが、朝窓を開けて外を見たときや、玄関を出たとき、疲れて帰宅しアプローチを歩くとき、そこに植物・お花が生き生きと咲いていると、それだけでとっても幸せな気持ちになります。
寄せ植えには簡単なポイントがあり、テーマや、イメージをきめて主役になるお花、わき役になるお花を決めてお花選びをすることをお勧めします、また、長く楽しめる工夫もするとうれしいですね。
最近はいろんなカラーの葉物やハーブも多く出回り、一緒に植える花々の咲く期間なども考えて取り合わすと本当に長いこと寄せ植えを楽しむことができるのです。
初夏の楽しみの一つに今年はガーデニング、寄せ植えなど好きな植物・すきなお花で玄関やベランダを楽しく演出してみるのはいかがでしょうか?カーテンを開けるのが楽しみになるかもしれませんよ。

サロン・ド・テーブルUmemoto 代表 梅本 光江
監修
サロン・ド・テーブルUmemoto
代表 

梅本 光江

学生の頃から花の美しさに魅せられ華道を学ぶ。
その後、ヨーロッパのフラワーアレンジメントやテーブルコーディネートに関心を持つようになり、インストラクターを取得。
現在、札幌で唯一のお花・お料理・テーブルセッティングを中心としたおもてなしとマナー教室、そしてプリザーブドフラワーの教室を開講。その他、ギフトやウエディングブーケ、ディスプレイなども手がけている。