アートセラピーサロン ま・れうれう 心理カウンセラー・絵画療法士 松谷桂子 連載コラム 第9回「アートカウンセリングとの出会い」

アートカウンセリングとの出会い

この度の九州、熊本・大分地方で発生した地震による被害のお見舞いを申し上げます。
また、一日も早い復興と平穏な生活を取り戻せることをお祈りいたします。

4月に入って生活のリズムが変わり、ドキドキしたり、落ち込んだり、様々な気持ちを抱えていませんか? アートセラピーアンドカウンセリングサロン ま・れうれう主宰 松谷 桂子です。

今回は、アートセラピーアンドカウンセリングの出会いについてお話をします。
カウンセリングとの出会いは、20年位前になります。カウンセリングは通信講座で学んでました。その時のわたしは、占いにアドバイスを求めてましたが、カウセリングは受けていませんでした。
20代後半、仕事や人間関係、恋愛、将来の不安、家族など、悩みのデパートの如く人生八方塞り。
そんな感じで日々モヤモヤしたココロを抱えて、覚悟を決めて、カウンセリングをうけました!
でも、でもね、わたしには最大な弱点があったのです!

それは自分の気持ち、感情を言語化できない、カウンセラーの先生に気をつかい優等生の答えを見つけて対話しちゃうのです。
自分の心から離れ、わたしがわたしに寄り添えないので、カウンセラーの先生の答えはあなたの中にありますよ的な対応についていけないし、どうしてよいかわからないし、全然ポジティブにならないのはどうして?とまた、悩みの種が増えていきました。

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頭の中では、カウンセリングの勉強をいっぱいしたし、資格も取得したし、カウンセリングも受けているのに、なぜか悩みが深くなり、解決の糸口がみつからない、人生が変わっていかない、楽しくならない、辛いとリフレインするばかり。
そんなときにアートセラピー体験のお知らせを目にとめ、参加をしてみることにしました。

絵を描くのがニガテです。
手先は不器用なので工作もブーで、色彩センスも……自信がないのでアートセラピー体験会に参加は勇気がかなり必要でした。
そして、体験会で風景構成法を描画しました。クーピーやクレヨンに触れるのは、何十年ぶりだろうと考えながら。
風景構成法を描画し、その後、アートカウンセリングの流れでアートセラピストの方が絵を見て、感じたことを言葉にしてくれた時、わたしのモヤモヤした気持ちや言葉にならない想いを言葉にしてくれたことに驚き、こんな落書きみたい絵なのになんで?という衝撃と、論理的に気持ちを相手にわかりやすく説明しなくてはならないというプレッシャーから解放されました。
また、弱点を超えなくてよいという安心感と、ワクワクとした好奇心をその時間体感したのです。

アートカウンセリングは、セラピストとクライアントが2人で協力し、バディとなって行う心の宝探しみたいな感じだよと話しをしてくれたセラピストのその言葉は、今でもわたしのセラピーの道標であり、お守りです。
どんなに心の中に闇があっても、必ず、光輝く宝石の原石があるのたがら。それらの才能や個性を絵から見つける、その人の心の可能性を見つけ、言語化し、意識化し、ひかりをあてる、そのかけがいのない時間がアートセラピーなんです。

あなたの中あるキラキラな宝石の原石を見つけて見る時間に触れてみませんか?


アートセラピーサロン ま・れうれう 心理カウンセラー・絵画療法士 松谷桂子
監修
アートセラピーサロン「ま・れうれう」
心理カウンセラー・絵画療法士 

松谷 桂子

学校・幼稚園での講演会や子供の絵画分析、企業向けカウンセリング講座、コミュニケーション向上研修会、リスナー教育などを行っている。メディア取材として、のりゆきのトークDE北海道の心理テスト「今日のア・タ・シ」の監修や、道新オントナにて心理テストの監修、ケイコとマナブ(情報誌・リクルート出版)の心理テストの監修など各メディアからの評価も高い。