健康の原点「皮膚」
今回は、健康の原点「排泄」の皮膚(心)のお話です。
皮膚にやまいだれを付けると「疲れる」となります。皮膚を軽視して過ごしていますが、健康状態は実に細かく繊細に皮膚に表現されています。
皮膚からの排泄もとても重要です。皮膚は体の内側、外側、両方を知るカーテンのようなものです。
皮膚は排泄を行なう部位ですが心の状態も表現します。
恥ずかしいと赤くなったり、怒ると青くなったり、不快だと鳥肌が立ったり、または良い音楽を聴いたときにも鳥肌が立ち、様々な反応で表現しています。
皮膚を心として考えると、心の排泄が下手な人は元気になれません。上手に心の排泄を行なえることは健康にとても重要な事です。
健康な人は、健全な精神と肉体を持って、輝くような透きとおる、艶のある皮膚をしています。
体にとってひとつの独立した重要な器官とみなされている人体最大の臓器である皮膚を構成する成分や構造は複雑で、様々な機能でダイナミックに働いています。
皮膚の特徴
●色を感知し反応している。
●体重の約8%の重さ。最大の臓器。(脳の重さ1.5k。肝臓は1から1.2k)
●脳と直結している。(脳のない生物はいるが、皮膚のない生物はいない)
●心を表現する。(喜怒哀楽)
●皮膚を介して、内部にまで働きかける。
(リンパ、ツボ、経絡、筋肉、骨格、臓器、ホルモン、神経)
次回は、皮膚に存在するリンパ系のお話。
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八巻滋倶(やまきしげみ)
鍼灸師・整体師・気功師・医療法人福徳栄会理事・上海専家医学研究中心客員教授