No.5 My Favorite Things その@
こんにちは!
「あなたのなりたい自分を叶える」
イメージコンサルタント市村夕鶴です。
6月もあっという間に駆け抜け今日から7月になるんですね。
なかなか暖かくならないので、夏を感じられずにおりましたが、
7月のクリアランスSALEを心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。
7月のBijyuコラムは
【My Favorite Things】をご紹介したいと思います。
今回は、私の好きな(本)をピックアップしてみました。
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「Advanced-style」〜そのファッションが人生〜
2012年に出版された『Advanced-style』という書籍がいまでも書店の目立つところに置かれ話題になっています。
そこに登場するのは、女優のような輝きをはなつ70代80代以上の素敵なマダムたち。
流行に囚われず思い思いのファッションに身を包み色鮮やかなフォトアルバムのように綴られているのです。
著者でもあり、映画版のプロデューサーを務めたアリ・セス・コーエンがニューヨークの街並みで目にした素敵なマダムをブログで紹介したことがきっかけとなり、そのブログが話題となりました。
ブログの被写体は全てOVER60‘のファッショナブルなマダムだということで注目されました。
トレンドに左右されることなく、独創的なファッション哲学で若者達をも魅了するマダム達。
ニューヨークはこんなチャーミングなマダムがいることを世界に知らしめたともいえます。
この本に登場するマダムたちがリアルに登場するドキュメンタリー映画が、2015年に
日本でも公開され話題をよびました。
映画は、ファッション業界に携わる者だけではなく、ファッションに興味がない男性でも意外にも楽しむことができ、何より彼女たちの生き方や考え方に衝撃を受けたという声が多かったのを覚えています。
一昔前までは、年老いることに引け目を感じる女性が多かったように思いますが、
ここに登場する女性たちは、
そんな考えを払しょくするかのように素敵に今を生きています。
何が素敵かって、生き方そのものが『Advanced-style』だということです。
キャリアを積んだ大人たちを尊敬し敬うそんな表現でもあります。
齢をとり、白髪が増えると妙に赤い服が似合うようになります。
そして、若い時の戦闘モードがなくなるので穏やかになり動作もスローテンポになります。
皺を反射させる綺麗なビビッドカラーの洋服がそんな彼女たちを美しく、時には可愛らしく映し出します。
超越した彼女たちのパーソナルスタイルは、齢を重ねたら、こんなファッションも楽しめるんだと勇気つけられるものでした。
彼女たちは、かつてキャリアウーマンとして一線で活躍していた人々でもあり、
自立した女性たちでもありました。
人生の哲学があり、「誇り高き女性」という印象を受けました。
体調も悪い時もあろうとも、毎日のおしゃれを欠かさない、
マニキュアや毎日のメイク、顔を華やかに見せるイヤリング選びにも余念がない表情はとても輝いていました。
そして常にポジティブで楽しいことを求め、今をエンジョイしているのです。
印象に残った言葉が、
「今の自分が一番好き」というコメントを伝えていたことです。
齢を重ね、衰えることにダメージを感じる女性も多いはずですが、
時を重ね、その時の自分が「一番好き」と思えるような生き方はとても素晴らしいことだと思います。
映画に登場する80代のマダムは、こうも話していました。
「若く見られるのではなく、魅力的に見られたいわ!」
齢を重ねて、人生の喜怒哀楽を経験し、今この時を「幸せ」と感じられること。
そして齢を重ねることはとても素敵なことだと感じられること。
そんなことを彼女たちは教えてくれました。
先日お亡くなりになった小林麻央さんが、
「何年生きるかではなく、どう生きるか」と記してました。
思わず涙が溢れました。
愛する人に出会い、愛し、愛され幸せな人生だったと綴られていたのが印象的でした。
「与えられた人生をどう生きるか」
楽しい人生にするのもしないのも自分が決めることなのかもしれません。
「齢を重ねることは素晴らしいこと!」
そこに自分を表現するファッションがあり、自分磨きを忘れないマインドを持ち続けることを『Advanced-style』が教えてくれているように思います。
by.夕鶴(Tatsuru Ichimura)
画像:Advanced-styleより
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